埼玉各地で雷雨や停電被害 突風で大学生3人軽傷
投稿日: 2016/07/15
14日午後の県内は各地で強風や落雷を伴う強い雨が降り、北本で午後4~5時の雨量が70ミリを記録、新座市では突風で女子大生3人が腕や足に軽傷を負うなどの被害が出た。熊谷地方気象台によると、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になったのが原因。同気象台は15日、気象庁機動調査班を被害があった自治体に派遣し状況を調べる。
県消防防災課などによると、同日午後2時50分ごろ、新座市中野の跡見学園女子大で、倉庫のトタン屋根が風に飛ばされ、隣接する部室棟を直撃。割れたガラスで18~19歳の演劇部員の女子学生3人が腕や足を切る軽傷を負った。
本庄市でも住宅1軒でトタン屋根が風に飛ばされた。入間市では3本の倒木があり1本が同市久保稲荷の道路をふさぎ、さらに畑から住宅敷地へ土砂が流入。朝霞市でも市営青葉台公園で木の枝が折れた。上里町では道路標識が倒れ、飛ばされたビニールハウスが同町嘉美の道路をふさいだ。加須、久喜両市では停電が発生した。
降雨量は県設置の雨量計で北本で1時間70ミリ、気象庁によると秩父市浦山で同40・5ミリに達した。